薬剤師資格を活かせる在宅ワークにはどんな求人があるの?


薬剤師の仕事は調剤業務だったり病院勤務だったりと、長時間の立ち仕事が多くて大変なイメージがありますよね。だけど、薬剤師だからこそできる在宅可能な仕事もたくさんあります。本日は3つの在宅可能な薬剤師向けの職種を紹介します。

在宅ワークだと、これまでよりも自分の都合に合わせて仕事をしたり、空いた時間に買い物や家の片付けをしたりできるメリットもあるので、新しい働き方の参考になれば幸いです。

メディカルライティング

メディカルライティングとは、主に製薬会社で行われる治験から製造販売後再審査までに必要となる承認申請資料やそれに伴う各種資料の作成を行う業務です。各規制やガイドラインだけでなく、製薬会社等が独自に取り決めた手順を遵守しながら効率的に高品質な文書を作成する必要があります。

また、場合によっては海外文献の翻訳や日本語資料の英訳だったり、薬剤や健康食品についての記事の作成だったりを行うこともあります。この仕事に向いている人としては、指定された手順通りに期日を守って業務を遂行できる人、薬剤だけではなく関連法規について積極的に勉強するのが好きな人が向いているのではないでしょうか。

仕事につく上での主な条件としては、薬剤師や看護師、製薬会社のMR経験者が求められることが多いです。報酬が高い治験関連資料のライティングに関しては、メディカルライティング経験者限定のこともありますが、健康食品等の商品紹介のライティングに関しては未経験者もまだまだ募集しています。

未経験可能な領域でスキルを磨いた後に、より専門性の高い業務にステップアップすることも可能ではないでしょうか。

臨床開発在宅モニター

臨床開発モニターとは、製薬会社やCRO(開発業務受託機関)で行われる治験や臨床試験の、企業側の窓口となって、円滑に試験を進めることに務める担当者のことです。近年、このモニター業務の一部、主に医療機関との契約を担当する在宅モニターが増えています。

契約を担当すると言っても、求められるのは特殊な法務知識と言うよりはむしろ医療機関側に治験内容を説明したりする医薬関連知識が重要となります。この仕事に求められる人物像ですが、医療機関側の要望を汲み取りながら、きちんとスケジュール通りに必要な契約関連書類を作成できる人です。

医療機関担当者との協議なども必要となりますので、ある程度のコミュニケーションも必要です。仕事につく上での主な条件はメディカルライターとほぼ同様です。ただ、臨床開発のモニター関連職を経験しておくと、製薬企業等で募集しているその他の職種にチャレンジしやすくなるメリットはあります。

医薬品情報の問い合わせ窓口

製薬会社やCROの問い合わせ窓口として、医薬品情報、安全性情報、治験や製造販売後調査などの内容について回答します。問い合わせ相手は医療機関担当者か製薬会社のMRが中心になります。コールセンター形式がメインとなりますが、メール問い合わせに回答するパターンもあります。

この仕事は、どんな時でも適切な回答が求められるものです。特定の薬剤の使い方であったり、副作用に関連した文献情報だったり、ネットで検索しても出てこないような情報について、正確な回答を速やかに行う必要があります。

紹介した業務の中ではもっとも薬剤師としての知識・経験が活かせる業務ではないでしょうか。これまで培ってきた薬剤知識を活かし、適切な情報を提供する。不明な点があればその懸念点も伝えた上で、後日、追加の情報を提供する。

など医療機関従事者に近い立ち位置で業務に従事することができます。最新の文献情報だったり、医薬品情報だったり、常に勉強を欠かさずに最先端の知識を継続的に吸収し続けることに意欲的な人に向いている仕事と言えます。

在宅ワークのメリットとデメリット

主な在宅ワークを紹介してきましたが、やはり在宅ワークに向いている人、向いていない人はいます。では、どのような人が向いているのか、メリットとデメリットの点から解説したいと思います。メリット・通勤時間を自由に使える

・自分のペースで仕事ができる

・煩わしい人間関係が減る

デメリット

・時間管理をきっちりする必要がある

・必要な知識は自分で吸収する必要がある

・同僚と話す頻度は低い

一番のメリットとしては時間の自由度が高いことでしょう。

完全なフリーランスで働くのか、企業に所属するのかによっても違いはありますが、例え企業に所属した場合であっても、空き時間や仕事の前後にはすぐに買い物や家事、保育園のお迎えなどをすることができます。

その代わり、自己管理がとても重要になります。自分で綿密にスケジュールを立てたり、必要な情報を勉強したりするのが苦手な場合は、きちんと計画的に業務を進められるようにアプリを活用するなどして努力する必要はあります。

業務管理ができないと思われてしまうと、次の仕事に繋がらないリスクも出てきてしまいます。最後は人間関係。わずらわしくなくて良いと思う人は問題ありませんが、職場のコミュニケーションはある程度欲しいという人は、完全在宅ワークではなく、週に何日か出勤がある形態の企業を探してみるのもいいのではないでしょうか。

薬剤師向けの在宅ワーク仕事の探し方

おすすめなのは一般的な求人サイトではなく、薬剤師や医療関係者専門のサイトに登録することです。本日紹介した業務の多くは、一般的なサイトよりも専門性の高いサイトで募集されていることがほとんどだからです。

また、もし細かな条件(勤務地、業種、勤務時間、研修制度など)を指定して仕事を探したい場合は、無料の転職エージェントを利用するのも一つの手です。大抵のエージェントは「いますぐ転職したい」と言う場合じゃなくても、希望にあった仕事の紹介をしてくれますし、何よりも紹介された仕事の一覧を眺めているだけでも、「こんな条件があるんだ」「こういう働き方がいい」など自分にあった働き方や企業の条件を見つけることができます。

調剤などで薬剤師を続けながら、在宅でチャレンジしてみるということも可能な業種もありますので、まずは焦らずにいろんな情報を集めてみることをお勧めします。

資格を活かしてもっと自由な働き方へ

製薬企業を中心に、在宅ワークができる職種は増えてきています。そして、その多くの条件として「薬剤師」が求められています。結婚や出産、家族の介護などで、ライフステージの変化によって働き方を変えるのは決して悪いことでありません。

せっかく持っている薬剤師資格を活かしながら、自分にあった働き方をぜひ見つけてください。